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ゆびわその2

2度目は、(一度目はこちら)夫のうそが発覚して、半年ぐらいたったときだったか。
夫は、女性とまったく関係がなくなり
反省したり、私に彼なりの誠意を見せてくれたり
夫婦はやり直すということだけを
毎日毎日送っていた時だった。

夫の努力は、夫の努力できっと100点満点だったろうし
私の立ち直りは、私なりにきっと100点満点だったろうが
2人は、どうしてもしっくりしなかった。

何が悪いのか、
何がいいのかもわからない。
2人は、寄り添っているのだけど
お互いがお互いを抱きしめすぎて、潰しているような
もしくは、お互いがお互いを見守りすぎて
触れもせずにただ、離れたところから手を振っているだけのような

兎にも角にも
かみあわない感覚。埋まらない感覚。
後ろ向きで歩いているような状態だった。
進んでいるのだろうけど、前を向いていないのだ。

そんなどんよりとしたものを拭い去りたいと
いや、拭い去るべきものがあるかもわからないような状態の時に、
母が、お小遣いをくれた。
父のわずかばかりの定期だか、保険だかが満期になったから
おすそ分けと、さりげなく言ってくれていたが
ここしばらく、浮いたり沈んだりが激しい私を
気遣ってくれてのことと思う。

両親が、一番喜ぶことは
私達夫婦が、仲良くしていることだと痛いほど知っている。
せっかくいただいた、お金はそのことに使わないといけないねと
夫と話が、まとまった。

夫が、君が一番欲しいものを買おうと言ってくれたから、
私は、ずっと安心な気持ちでいられる、
心が揺らがないための印しがほしいと言ってみた。

もう二度と
泣いたり
責めたり
思い出したり
悪い夢にうなされたり
怒ったり
どうしようもなく落ち込んだり
しないために、

過去を封印する何かが欲しかった。

その何かがあれば
きっと私は、元気になれるだろうと、
きっかけみたいな
トンネルを抜けると光がさすみたいな
魔法をかけてもらいたかった。

夫が改心して
日々口にする誠意の言葉や態度を
目に見える形にして、肌身離さずもっていれば
私の、どんよりとした不安な日々は
きっとなくなるだろうと、信じたかった。

ただ、愛されていることだけを確認したくて
ただ、自分のためだけ
ただ、自分だけがほっとするために

夫婦がやり直すためではなく
私が夫とやり直したいことを願うのではなく
夫が私とやり直すことのみだけに固執している証。

愛して愛して
愛してほしいの渇いた渇いた餓鬼だった私の記憶。

そんなときに手にしたのが、2番目のゆびわだ。

ゆびわを買うことは
2人の新たな集発の日となって
それはそれで、ほんの少しでも華やいだ気持ちになったが
それだけ。

きっぱりと気持ちを切り変える決意は、そのときだけ。
私の夫は浮気したのだという過去に囚われる日々は、
私の餓鬼の心が死なないと
けして消えることはないと、どれくらい後に気がついたろう。


いや、気がついていたのだけれど
どうやってその『かわいそうな私』を手放すことが
できたろうか。
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