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春の匂い

家の近くにそれは由緒正しく格式高く、
百うん十年の歴史があるという、立派なお寺がある。

そのお寺の敷地に並ぶお墓たちが
丘のむこうに小さく見える。

世間は、お彼岸とやらで
お墓は色とりどりの花がたむけられて
陰気な雰囲気はまったくなく、
お墓一面が、春らしく賑やかなモザイク模様で、
天国みたいに遥かかなたに、美しい。

墓参りの人々が急なその坂道を
登ったり、降りたり、
子供の声が時折、聞こえたりして
春らしい、なんとも言えない
のんびりとした、なんて気持ちのいい日でしょう。

お寺は、彼岸の何がしかのためのなのか
特別に香り高く心落ち着く
よい匂いのお香を焚いていて
窓開けたその周り一面、その恩恵にあずかっている。

いい匂いだなぁ。
気持ちいいなぁ。

お寺の庭を見下ろして
窓から、木蓮や、山吹の咲くのを目で楽しむ。



『ほらー、出かけるよー。ご飯外で食べるんでしょ?
 時間限られてるから、いくぞー。』

おっ、そうだった。
今日は、何回目だかの結婚記念日だ。
ほんとに何回目だ??

50年目が、金婚式
25年目が、銀婚式
20年目が、磁器婚式
15年目は、水晶婚式だそうだ。

夫は午後から、仕事の予定。
記念日なのに、とか
本当に仕事? とか
不安が湧いてこない平安。



『今日は、時間ないから、
 とりあえずラーメン屋さんでお祝いでいい?』

『いいねぇ。汁はねるから、おしゃれしないよ。』



にんにくの匂いは、
また、お寺の香に消されるかな。

ああ、何も考えていない。
信じるとか信じないとか、
山くらい、もめてきたことが嘘みたいだ。


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